誰もがテレビCMなどでその名前を知っている大手の引越し業者は、料金的には多少高い傾向がありますが、その代わりに信頼性が高いと考えている人が多いと思います。
でも、それって本当でしょうか?
さまざまな口コミを拾ってみると、実は大手の引越し業者でもかなり対応に問題のあるところが多いようです。
担当者による強引な営業も、大手の引越し業者の方が多いようです。
大手の引越し業者の営業マンはノルマに追われていますから、なんとか仕事を取ろうとして、強引な営業を仕掛けてくることも少なくないのです。
大手の引越し業者は全国で仕事をしていますから、その地域で多少評判が悪い行いをしたとしても、会社全体に大きな影響を受けるということはありません。
しかし、地元に密着した中小の引越し業者が、その地域で評判が悪くなってしまったら、それこそ命取りといえるでしょう。
地元の業者は、その地域の住民に愛されるということが、営業を続けていくうえでの大前提となります。
また、地元の中小の引越し業者の場合、大手の業者にくらべて料金的に安いということもあり、それほど強引な営業をしなくても仕事が取れるわけです。
「でも、大手の引越し業者であれば、しっかりと社員教育をされているから、仕事は確実なんじゃないですか?」
という声が聞こえてきそうです。
確かに、大手であれば研修などによってそれなりの教育を受ける機会も多いでしょうが、すべての作業員がそういった教育を受けているとは限りません。
実は、繁忙期になると、大手であっても作業員の多くは臨時に雇ったアルバイトということが少なくありません。
当日に4人の作業員が来ても、しっかりと教育を受けた社員は1名のみで、残りの3名は素人同然のアルバイトということもあり得るのです。
実際に、大手であっても荷物を紛失してしまったり、家具や家電品を壊してしまうなどのトラブルは日常的に起こしているのです。
このような事実を考えた場合、必ずしも中小の引越し業者よりも大手の方が安心できるとは言い切れないということがお分かりになるかと思います。
実際の引っ越しをするにあたっては、大手だけではなく中小の引越し業者からも見積もりをとって、総合的に依頼をする業者を決めるようにするといいでしょう。