大手にくらべて地元の引越し業者は信用できない?

誰もがテレビCMなどでその名前を知っている大手の引越し業者は、料金的には多少高い傾向がありますが、その代わりに信頼性が高いと考えている人が多いと思います。

でも、それって本当でしょうか?

さまざまな口コミを拾ってみると、実は大手の引越し業者でもかなり対応に問題のあるところが多いようです。

担当者による強引な営業も、大手の引越し業者の方が多いようです。

大手の引越し業者の営業マンはノルマに追われていますから、なんとか仕事を取ろうとして、強引な営業を仕掛けてくることも少なくないのです。

大手の引越し業者は全国で仕事をしていますから、その地域で多少評判が悪い行いをしたとしても、会社全体に大きな影響を受けるということはありません

しかし、地元に密着した中小の引越し業者が、その地域で評判が悪くなってしまったら、それこそ命取りといえるでしょう。

地元の業者は、その地域の住民に愛されるということが、営業を続けていくうえでの大前提となります。

また、地元の中小の引越し業者の場合、大手の業者にくらべて料金的に安いということもあり、それほど強引な営業をしなくても仕事が取れるわけです。

「でも、大手の引越し業者であれば、しっかりと社員教育をされているから、仕事は確実なんじゃないですか?」

という声が聞こえてきそうです。

確かに、大手であれば研修などによってそれなりの教育を受ける機会も多いでしょうが、すべての作業員がそういった教育を受けているとは限りません

実は、繁忙期になると、大手であっても作業員の多くは臨時に雇ったアルバイトということが少なくありません。

当日に4人の作業員が来ても、しっかりと教育を受けた社員は1名のみで、残りの3名は素人同然のアルバイトということもあり得るのです。

実際に、大手であっても荷物を紛失してしまったり、家具や家電品を壊してしまうなどのトラブルは日常的に起こしているのです。

このような事実を考えた場合、必ずしも中小の引越し業者よりも大手の方が安心できるとは言い切れないということがお分かりになるかと思います。

実際の引っ越しをするにあたっては、大手だけではなく中小の引越し業者からも見積もりをとって、総合的に依頼をする業者を決めるようにするといいでしょう。

引越し業者に追加料金を請求されるのはどんなとき?

引越し業者が仕事を請け負うときには、基本的に事前に見積もりを提出して、その金額にお互いが納得した上で契約をすることになります。

引越し業者は、契約をした以上は、その金額で仕事をやり遂げなければなりません

思った以上に手間がかかりすぎてしまってあまり利益がでないこともあるかも知れませんし、逆に簡単に終わってしまって儲かってしまうこともあるかも知れません。

いずれにしましても「あまり儲からなかったからもう少しお金をくれ」とか「儲かりすぎちゃったからお金を少し返します」といったことには、本来はならないはずなのです。

それが、請負契約と呼ばれる仕事の形態なのです。

しかし、現実的には引越し業者から追加料金を取られてしまうケースはあるのです。

もちろん、「業者のスタッフの手際が悪くて思ったより時間がかかってしまったから、追加でお金をください」などといった理不尽なことは言ってきません。

追加料金が発生するのは、あくまでも契約時に確認した内容と異なっていた場合のみということになります。

たとえば、荷造りは引越し当日までに自分たちでやることになっていたはずなのに、当日までに終わらなかった場合などです。

当日にトラックで訪問しても、荷造りが終わるまで引越し業者のスタッフは荷物を積み込むことができずに待ちぼうけをくらってしまいます。

仕方なく、業者のスタッフたちが荷造りを手伝ったりすることになりますが、もともとそういった仕事は見積もりに含まれていませんので、追加料金を請求されても文句はいえないということになります。

また、しっかりした引越し業者であれば、見積書と一緒に「家財チェックリスト」というものを提出してきます。

その家財チェックリストに書かれているものをすべて運ぶ料金が、見積書に書かれている料金ということになるわけです。

しかし、依頼主がその家財チェックリストをよく確認していなくて、大型の家具などがリストから抜けていたりした場合には、追加で料金を請求される可能性があります。

もちろん、当日用意したトラックでなんとか積みきれる荷物であれば、サービスで追加料金なしで運んでくれる場合もあります。

ところが、その大型家具がトラックに積みきれなかったり、当日来たスタッフの人数だけでは運べないようなものであった場合には、間違いなく追加料金を取られることになります。

そういったことがないように、引越し業者と契約をするときには、ただ見積もりの金額を確認するだけではなく、必ず見積もりの根拠となっている家財チェックリストも確認するようにしましょう。

たった100円で引っ越しが出来る業者のカラクリとは?

引っ越しがたった100円で出来ますなどという業者がいたら、普通に怪しいと感じるでしょう。

100円では、それこそ作業員のジュース代にもなりませんから、常識的にはあり得ない金額ということになります。

しかし、実際に100円で引っ越しを請け負うと主張している業者は存在しているのです。

もちろん、その業者が何か悪いことをして摘発されたという話は聞かないので、普通にいまでも問題なく営業をしているはずです。

「何か裏があるな」と感じた人の感覚は正常です。

誰がどう考えても100円で引っ越しが出来るはずはありませんから、想像通り裏はあります。

どういった裏があるのかといいますと、実は100円で引っ越しをするためには、NTTの光インターネットをその引越し業者を経由して申し込まなければならないという条件があるのです。

おそらく、その引越し業者は、NTTに光インターネットに加入するお客様を紹介すると、それなりの額のバックマージンが入るのだと思います。

よく家電量販店などで「フレッツ光に加入してくれれば商品の代金がお安くなります」などといったアピールを受けたことのある人もいるでしょう。

まさに、あれと同じ理屈になるわけです。

また、一時期「ゼロ円」ケイタイが流行しましたが、あれも考え方としてはまったく同じです。

数万円もするケイタイを無料でプレゼントしてしまっても、そのあとに発生する通信料でその分をカバーするわけです。

ただ、家電の値引きや「ゼロ円ケータイ」の場合には、通信料に上乗せする金額がはっきりとしていますが、引っ越しの場合には単純にはいきません。

なぜなら、引越しの料金というのは、荷物の量や移動距離で大きく変わって来るからです。

さすがに、4人家族が北海道から沖縄に引っ越しをしても、100円ポッキリというわけにはいきません。

100円で引っ越しが出来るのは、単身や2人暮らし程度の荷物の量で、10kmまでの移動距離に限定されるようです。

10kmを超える距離の場合には、25kmごとに5000円の追加料金がかかってしまいます。

そのため、遠距離の引っ越しをする場合には、他の業者とくらべてまったくメリットがないといっていいでしょう。

また、言うまでもありませんが、すでにフレッツ光に加入している人は、100円引っ越しの恩恵を受けることは出来ませんので、悪しからず。

もし当日に引越し業者が来なかったらどうする?

事前にしっかりと見積もりを出してもらい、引っ越しの日時を決めたら、あとは荷造りなどの準備をして当日を待つばかりとなります。

しかし、ここまでしっかりと準備をしておいて、まさか当日に引越し業者が来ないかも知れないなどと考える人はいないと思います。

電気やガスもその日に止めてもらうように手続きをして、大家さんにも引っ越しの日時を伝えてありますから、当日になって業者が来なかったりしたら、それこそパニックになるに違いありません。

まさかと思うかも知れませんが、実はそういったトラブルはよくあるのです。

引越し業者が日にちを間違えたというような理由であれば、まだ分からないこともないでしょう。

しかし、当日に引越し業者がこないときの主な理由は、なんと「すっぽかし」です。

繁忙期などで忙しいときに仕事を取りすぎてしまったり、当日に来るはずのアルバイトが無断欠勤をしてスタッフのやりくりができなくなってしまったなどという理由で、お客様との約束をすっぽかしてしまうわけです。

業者に幾度となく連絡をしても「必ず今日中にお伺いします」といったノラリクラリとした受け答えを繰り返すばかりで一向に作業員がくる様子はなく、挙句のはてには、夕方になって「都合により本日はそちらにお伺いすることができなくなってしましました」などと、ぬけぬけと言ってきたりします。

信じられないかもしれませんが、実際にそのような対応をされることがあるのです。

「本日は行けなくなりました」と簡単に言われても「はい、そうですか」などと納得できるはずがありません。

すでに、電気やガスもとめる手続きをしてしまった家に、業者の都合がつく日まで住み続けるわけにも行きませんし、その日に部屋を出ていくという大家さんとの約束も守れません。

その日が月末だったりした場合には、もう1ヶ月家賃を余分に払わなければならないことになります。

もちろん転居先の家賃も発生することになりますから、家賃の二重払いです。

こういった大変なことならないためには、引越し業者選びは本当に重要です。

見積もり金額が安いからといって、よくわからない怪しい引越し業者と契約をするのは、絶対に避けるようにしたほうがいいでしょう。

新築マンションの一斉入居の引っ越しはとっても大変です

新築の分譲マンションを購入した人は、1日も早く新居に引っ越しをしたくてウズウズしているに違いありません。

そのため、入居が解禁となった直後の引っ越しは修羅場となります。

一般の引っ越しであれば、他の引越し業者とかち合うことはめったにありませんが、新築マンションの一斉入居となれば、マンション周辺の道路は引越し業者のトラックが列をなすことになります

何十世帯もの家族が一斉に引っ越しをすることになるのですから、当然のことです。

もちろん、各引越し業者の好きなように作業をさせていたら収拾がつかなくなりますので、マンションの管理会社がしっかりとルールを決めて、それに従って作業を進めることになります。

事前に決められたルールを守らないと、引っ越し作業を中止させられてしまうこともあります。

待機時間が長く、荷物を運び入れるためのルールも厳しいために、引っ越し業者としてはマンションの一斉入居の仕事はあまりやりたくないというのが本音のようです。

そのため、通常の引っ越しにくらべて、料金的にはかなり割高になってしまうこともあるようです。

管理会社の方で、引っ越し業者を指定してくることもありますが、必ずしもその業者を使わなければならないということではありません。

確かに、管理会社の指定する業者であれば、一斉入居のルールをよく知っていますから、当日にトラブルになる可能性は低いといえます。

しかし、管理会社が斡旋する業者ということになれば、当然のことながら管理会社に中間マージンが入っている可能性が高いので、引っ越しの料金はどうしても高めになってしまいます。

しかも、1社だけの特命見積もりとなりますので、金額も業者の言い値になってしまいます。

引越し見積もりは、複数の業者を競わせることで金額が半分になることも少なくありませんから、1社だけにしか見積もりを取らないというのは避けたいところです。

ただし、自分で探した安い引越し業者を使うにしても、しっかりと一斉入居のルールは守ってもらわなければなりませんから、そういった引っ越しに慣れている、ある程度大手の引越し業者に絞って見積もりを取得するようにした方がいいかも知れません。

いずれにしましても、マンションの一斉入居の引っ越しというのは、一般の引っ越しとはまったく別物であると考えて、業者選びもより慎重に行いたいものです。

遠距離の引っ越しの場合には荷物が到着するまで4日~5日かかる?

引っ越しも、市内や同一県内など、近場であればその日のうちにすべての作業を余裕で終えることができるでしょう。

午前中に荷物を積み込んだあと、そのトラックでそのまま転居先まで移動して、午後には荷下ろしが完了するはずです。

しかし、遠距離の引っ越しとなると、そう話は簡単ではありません。

たとえば、東京から福岡といった遠い地域まで引っ越しの荷物を運ぶ場合、1台のトラックがそのまま東京から福岡まで移動するわけではありません。

依頼主から預かった荷物を積んだトラックは、一度トラックターミナルまで行き、そこで大型のトラックに荷物を積み替えます

大型のトラックには、福岡方面に向かう他のたくさんの家族の荷物も一緒に積み込まれます。

そして、その大型トラックが福岡に着いたあと、また小型のトラックに荷物を積みかえて、各依頼主の転居先に向かうことになります。

こういった運搬方法を「混載便」と呼びます。

いくつもの依頼主の荷物をまとめて大型のトラックで運ぶことで、運送のコストが大幅に下がるわけです。

しかし、この「混載便」には、大きな欠点があります。

それは、転居先に荷物が到着するまでに、4日~5日かかることがあるということです。

荷物をまとめて運ぶ大型のトラックは、ある程度荷台の荷物がいっぱいになるまで出発せずに、ターミナルで待機をしています。

たまたま福岡方面の荷物がたくさんあった場合には、すぐに出発することができますが、同一方面の荷物が少ない場合には、何日も待つことになるわけです。

このように、混載便を利用する場合には、待機や積み替えによる時間的なロスがあるために、荷物が到着するまで何日もかかってしまうことがあるわけです。

転居先に荷物が何日も届かないということになると、新生活のはじまりはかなり不便な思いをすることになります。

そんな不便な思いをするのはどうしても嫌だという人は、混載便ではなく「チャーター便」を利用するといいでしょう。

チャーター便というのは、荷物を積んだ小型のトラックでそのまま目的地まで走ってしまうというものです。

つまり、東京で荷物を積んで出発したトラックを、そのまま一気に福岡まで走らせてしまうということです。

このチャーター便を利用すれば、翌日には転居先に荷物が届くことになるでしょう。

ただしこのチャーター便は、混載便にくらべて料金的にはかなり高くなりますので、どちらの方法で引っ越しをするかは財布の中身と相談して決めるといいでしょう。

引越し業者に頼まずに便利屋さんに依頼しても大丈夫?

本格的に引越し業者に依頼をするほどの荷物もないし、便利屋さんで十分ではないかと思う人もいるかもしれません。

実際に、便利屋さんのなかには引っ越し作業を行うことができるということを、アピールしているところも少なくありません。

しかし、ちょっと待ってください。

厳密にいいますと、便利屋が引っ越しの業務をすべて請け負うということは法的にはできないのです。

引越し業者のメインの仕事というのは、お客様の荷物をトラックに積み込んで、転居先に運ぶことになります。

実は、このお客様の荷物をトラックで運ぶという行為は、誰もができることではないのです。

お金をもらってお客様の荷物を運搬するためには、国土交通省より運送業者としての認可を受けなければならないのです。

許可のない業者がそれを行うと、モグリの業者として処罰の対象となります。

許可を受けた業者のトラックのナンバーが緑なのに対して、許可を受けていないモグリの業者のナンバーは白であるため、俗に「白ナンバー」などと呼ばれたりします。

便利屋というのは、運送業者や引越し業者のように日常的に荷物の運搬業務を行うわけではありませんので、正式に国土交通省の認可を受けているということは、まずないはずです。

そのため、便利屋がお客様の荷物を積んだトラックを運転することは、違法行為となるわけです。

それでは、なぜ便利屋は営業品目に「引っ越し」を入れているのでしょうか?

実は、便利屋の提供する引っ越しに関する業務というのは、あくまでも「お手伝い」にすぎないのです。

つまり、荷造りをしたり、家具などをトラックに積み込んだりといった仕事を、便利屋が行うことができるということなのです。

そのため、荷物を積み込むためのトラックなどはレンタカーなどを利用して自分で用意しなければなりませんし、そのトラックを便利屋が運転をするということもできません。

ですから、引越し業者に依頼をせずに便利屋で済まそうと考えている人は、自分でトラックを調達して転居先まで運転する覚悟が必要になります。

あるいは、一般の運送業者のトラックを運転手付きでチャーターして、荷造りと積み込みだけを便利屋に依頼をするという方法もありますが、そこまでするのであれば、すべての作業を引越し業者にお任せしてしまったほうがいいと思います。

引越し業者へのお断りの電話を躊躇してはいけません

引っ越しの見積もりを、1社だけにしかもらわないことほど馬鹿らしいことはありません。

なぜなら、引越し業者の営業マンは、競合他社の存在を知った時点で、当初の見積もり金額を半値近くまでさげてくることがよくあるからです。

もし、そういった事実を知らずに、1社だけに見積もりを取ってそのまま発注をしてしまうと、業者の言い値で相場の2倍近い料金を支払うことになってしまうかもしれません。

そのため、いまやネット上の一括査定サイトなどの普及もあり、複数の引越し業者から見積もりを取って、少しでも安い金額を提示してくる業者を探した上で契約をするというのが常識になりつつあります。

基本的に、見積もりをとる業者の数が多ければ多いほど、安い見積もりが出てくる可能性が高くなります。

2社で比較するよりも、3社や4社で競争させたほうが安い見積もりが出てくる可能性が高くなるのは当然のことです。

一括見積もりサイトによっては、同時に10社近くの引越し業者から、一度に見積もりを取得することができるところもあるようです。

しかし、さすがに10社もの引越し業者から見積もりをもらってしまうのは、気が重いという人もいるでしょう。

10社から見積もりをもらっても、仕事を依頼することができるのは結局のところ1社だけということになります。

そうなると、残りの9社にお断りの連絡をしなければいけません。

どこの業者の営業マンさんも仕事をとろうと熱心ですから、お断りの電話をするというのは、本当に気が重いと感じるに違いありません。

しかし、お断りの連絡をしにくいからといって、1社だけからしか見積もりをとらないとなると、相場にくらべてかなり割高な料金を払うことになってしまうかもしれません。

そこで、引越し業者に気まずくならずにお断りの連絡をするためのコツを、お教えしたいと思います。

それは、担当の営業マンに直接連絡をするのではなく、引越し業者の事務所に連絡をして、電話にでた事務員さんにお断りの連絡をするのです。

営業マンの場合はノルマなどがあるため、お断りの電話を入れても簡単には引き下がってくれない可能性がありますが、事務員さんであればそういったことはまずありません。

彼女たちにノルマはありませんから、機械的にお断りの連絡を受け入れてくれるに違いありません。

本来であれば営業マンに直接連絡をするのが筋ですが、お断りの連絡がネックとなって業者選びがスムーズにいかないのでは本末転倒となってしまいますので、ここは割り切って事務員さんに伝言をお願いするようにしましょう。

引越しが終わったあとの作業を楽にするためのコツ

引っ越しがうまく行くかどうかは、事前の段取りで8割決まってしまうといってもいいでしょう。

事前の段取りが悪いと当日の作業がスムーズに行かないばかりか、引っ越しを終えたあとの荷物の整理でも苦労をすることになります。

特に、事前の段取りで重要になってくるのが、ダンボールへの箱詰めと識別です。

しっかりとダンボールを部屋ごとに分けて箱詰めして、引越し業者が運ぶ先を間違えないように指示をしなければなりません。

何も指示がないと、引越し業者は一番運びやすい部屋にダンボールをまとめておろしてしまいます。

そうなると、業者が帰ってしまったあとに、荷物の仕分けをすべて自分でやらなければならなくなってしまいます。

特に、2階に運ぶべきダンボールを1階にすべておろされてしまったら、それを運び上げるだけでも大変な作業になってしまいます。

そういったことにならないためには、しっかりと部屋ごとに分けてダンボールの箱詰めをして、そのダンボールの中身や、どの部屋におくべきかをマジックなどでマーキングをしておくことが大切です。

そうすることで、引越し業者はきっちりと部屋ごとにダンボールを分けて運んでくれますので、引っ越しが終わったあとの荷物の整理が格段に楽になります。

ただし、1つだけ注意することがあります。

それは、ダンボールの中に何が入っているかを直接書かないということです。

引越し業者にダンボールの中身が分かってしまうと、それが貴重品や高価な品物だったりした場合に、盗難にあう可能性があるからです。

そのため、事前にダンボールの中身に関するリストを作っておいて、そのリストごとに適当な記号をつけるようにしておきます。

そして、ダンボールにはその記号だけを書くようにすればいいわけです。

記号を見ただけでは、引越し業者は箱の中身がなんであるかを知ることができません。

自分がダンボールの荷解きをして品物を出すときには、リストと照らし合わせることで中身がわかりますから、作業をスムーズに進めることができるわけです。

このように、事前に箱詰めなどの段取りをしっかりとしておくことで、引っ越しをスムーズに終えることができます。

一番安い引越し業者に即決してはいけない理由

引っ越しの際には、なにかとお金がかかるものです。

そのため、引越し業者の料金を少しでも安くしたいと考えている人も多いと思います。

引越し業者の料金というのは、業者によって大きな差が生じることが多いために、安くしようと思ったら複数の業者から見積もりを取って比較をすることが有効です。

業者同士に競争意識を持たせることで、最安値を引き出すことも可能だからです。

しかし、ここで注意をしなければならない点があります。

それは、単純に一番安い引越し業者に即決をしてはいけないということです。

ただ安いからという理由だけで契約をしてしまうと、あとになって後悔することも少なくなくありません。

なぜそういうことが言えるのかといいますと、各引越し業者から出てくる見積もりは、前提となる条件が同じではない可能性があるからです。

たとえば、ある業者はダンボールが無料であるのに対して、別の業者は有料だったりするかも知れません。

また、個人の運送会社が兼業で引越し業者をやっているような場合には、当日に運転手が1人だけしか来ないかもしれません。

大型の家具や家電などは1人では運べませんから、もし引越し当日に業者が1人しかこないということになれば、依頼者であるあなたも一緒に荷物を運ばなければならなくなります。

そのようなことにならないように、他の業者にくらべて、明らかに安い見積もりを提示してきた業者がいたら、その業者の見積内容をしっかりと確認しなければなりません。

また、業者のなかには、悪意を持って安い見積もりを提出してくる悪質なところもあります。

他の業者との競争に勝つために、あえて赤字になるような安い金額の見積もりを提出しておいて、とりあえず契約を済ませてしまうわけです。

そして当日になって「見積もりを作ったときに計上するのを忘れていた家具が何点かあるので追加料金をいただきます」などと言ってきたりします。

依頼者にしてみれば、当日になってそんなことを言われても困るので「そんなお金は払えません」と突っぱねたくなるのは当然でしょう。

しかし、そんなふうに突っぱねたとしても、業者が「はい、分かりました」と素直に応じるはずがありません。

「払って頂けないのならば作業はできませんので、帰らせてもらいます」などと脅かしてきたりします。

当日になって引っ越しの日程を変えることなんてできませんから、多くの人は渋々追加料金を払って作業をしてもらうハメになるわけです。

そのようなことにならないためにも、引っ越しの見積もりをもらったら必ず内訳の確認をするのは当然のこととして、家財チェックリストなども提出してもらって実際の家具や家電の数とあっているかどうかを照らし合わせることが重要になります。

大手の引越し業者と地元の業者ではどちらがいいか?

引越し業者の会社規模は、全国展開をしている大手から個人経営の小さな業者までさまざまです。

引っ越しをする際の業者選びで、大手がいいのか地元の業者がいいのかで悩む人も多いことでしょう。

それぞれにメリットやデメリットがありますので、一概にどちらがいいとはいえないのですが、それぞれの特徴を理解したうえで、自分に一番マッチした業者を選ぶことが大切になります。

引っ越しをしようと思ったときに、まず頭に浮かぶのがテレビCMなどでおなじみの大手の業者です。

サカイ引越センターやアート引越センターなどの名前は、誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。

そういった大手引越し業者の一番のメリットは、安心感にあるといえるでしょう。

大手の業者にとって、適当な仕事をすることによって自社の評判が悪くしてしまうことは一番避けたいところです。

そのため、社員教育や顧客最優先のサービスの向上に力を入れている業者が多いのが特徴です。

オプションサービスも実にさまざまで、エアコンの脱着、荷造り、ハウスクリーニング、不用品の処分や買取りなど、引っ越しに関するあらゆるサービスを提供しています。

こういったオプションをフルに活用することで、自分自身はまったく何もする必要がないといっていいくらい業者がすべての作業をやってくれます。

そんな安心感があってオプションサービスも至れり尽くせりの大手引越し業者ですが、残念ながらデメリットもあります。

それは、料金が髙めであるという点です。

会社の規模が大きくなれば当然ながら経費がたくさんかかりますし、テレビCMなどの広告費もかかっています。

そういった経費の部分が見積もり金額に反映されてしまうのは、仕方のないところです。

一方で、地元の中小の引越し業者の場合は、大手とはまったく正反対のことがいえます。

大手にくらべてそれほど経費がかからないために、料金は安めになる傾向があります。

その分、信用度では大手には及ばないというデメリットがあります。

特に、モグリ業者と呼ばれている「白ナンバー」で営業している違法業者には注意が必要です。

どれほど見積もり金額が魅力的であったとしても、あとあとのトラブルを考えて、信用の出来ない業者に引っ越しを依頼するのは避けた方が無難です。

また、地元の業者の場合、引っ越し専門というわけではなく、一般的な運送業と掛け持ちしていることも多いので、オプションサービスに関してもあまり期待はできません。

基本的には、中小の引越し業者には荷物の搬入搬出と運搬のみを依頼すると考えておいた方がいいでしょう。